短編小説一覧

 現代日本を舞台とした純文学をメインに書いています。一般的な”純文学”というジャンルから連想されるイメージに比して、かなりくだけた内容の作品が多い(と思っています)です。1,000字~4,000字程度の短い作品が主です。

『水玉』

《概要》
 水玉という模様と、人生についての考え方。400字程度。

『アンニュイ』

《概要》
 自殺についての考察を下ネタとからめてしています。

『シュプラッハ・シュピールと私』

《概要》
 誰かと和気藹々と会話している際にふと沸き起こる「コイツぶん殴ったらどうなるんだろう?」という感情を高らかに歌い上げた哲学的叙事詩。3,600字程度。全6文。

『スキーマ』

《概要》
 バスジャックに遭遇した主人公が、自らの体験とこれまでの出来事とを踏まえ、歪な21世紀という時代に一つの問いかけをするという作品。1,300字程度。

『ファンナオ』

《概要》
 姉の障害者、コーデ・アリウ氏を銃殺したとして、ヌビア・アリウ氏と名乗る人物が私のところに出頭してきた。ところで、出頭してきた人物はヌビアではなくコーデという名前であり、ヌビアという人物はこの世に存在しない。また、殺されたのもミシガーという男性であるため、出頭してきた人物の言っていることはまるでつじつまが合わない。しかし――ファンナオ――がそのように仕向けているのだから、それはそれでいいのかもしれない。

『春の良き日に』

《概要》
 季節は春。突如として出家しはじめた男性を目撃した主人公は、出家という行為と春との関連性を看破するのだった。400字程度。

『菅原道真君の死に様』

《概要》
 ちょっと頭の弱い少年に九九を教えていたという経験から、その少年が実は神であったと理解するにいたるまでの少女の哲学的論考。2,600字程度。

『夏の縁日にて』

《概要》
 突如として集中砲火を浴びた射的屋のオヤジ、そしてその死。一部始終を目撃した主人公は、射的と夏との奇妙な類似性を看破するのであった。1,500字程度。

『IZUMI』

《概要》
 「現代美術展を観賞する」というテーマを通じて、現代美術そのものが結局のところ近代以降の権威の体系に染まっていってしまっているのだということをメタ的に示した実験小説。何を言っているかよく分からないかもしれませんが、筆者もよく分かっていません。2,100字程度。

『植木鉢』

《概要》
 ニートの強盗現場に出くわした主人公は、ニートと植木鉢との類似性に気付くのであった。1,500字弱。

『アドバイス』

《概要》
 刑務所から出所した主人公は、高校時代の同級生から「人生で成功するための四つの秘訣」を教わる。そして、四つのアドバイスから生じた結果を看取した主人公は、人生のためのアドバイスとは、肛門に詰められた爆竹のようなものであると直感するのであった。2,300字程度。

『トレイン』

《概要》
 「神童」と崇められた幼馴染の少年の顛末を観察することによって、「人生」と「鉄道」との類似関係を看取し、それを批判的に再構築しなおしたある少女の人間観察記録。4,200字程度。

『シミュレーション』

《概要》
  突如として奇行に走り出した校長先生、そしてその死。一部始終を見届けた主人公は、生きることの意義を見いだし、ただひたすらに裸足でアスファルトを疾走するのだった。4004,000字0字程度。

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