連載小説一覧

 主にハイファンタジーの長編を掲載しています。中世西欧風のファンタジーは、あまり書きません。時代設定は近代で、西欧ではない文明・文化をモチーフとした世界観の作品をメインとした作品が多くなっています。また、多くの作品で、登場人物に魔法使いが登場します。

『デウス・エクス・マギカ』≪連載中≫

 “王殺し”のぬれ衣を着せられて国を追われた王女・オリヴィエは、無実を晴らすために、東の果てに住むという伝説の賢者・マースに会うべく冒険の旅に出る。その道中、“ガラスの森”で、オリヴィエは衣類も含めた全ての持ち物を奪われてしまう。
 荷物を取り戻すために、オリヴィエは盗人を追うが……。オリヴィエに立ちはだかるのは、破門された僧兵の少女、獣人の傭兵、“旧文明”の異形、暗躍するギルド、そして世界の秘密と――それを追う自らの宿敵だった。
 これは、ひとりの銃使いの少女が、世界の運命と自らの宿命に立ち向かっていく物語である。

『孤独なボウリング』≪完結済≫

 担任の先生にまんまと騙された私・ムラカミ メグミは、文化祭実行委員会の広報委員として、文化祭前の貴重な時間を浪費することになる。そんな私の前に現れたのが、学年一の美男子と噂される、ナヨロ マモルだった。だけど学年の皆がもてはやすようには、私はマモルのことを考えることができない。それでも変な宿命(腐れ縁?)に従ってかれと関わりを持つうちに、私はかれに予感していた重大な何かを悟ってしまうのだった。
 これは、かれの物語、あるいはかれを通じた私の、貴重な? 青春の物語。多少不愉快だけれど、そういうことだ。全8話、30,000字弱。

『ラヴ・アンダーウェイ【予告編】』≪完結済≫

 「ニフシェ・ダカラーよ、西の都・ウルトラへ赴き、”竜の娘”を確かめなさい」――東の都の、シャンタイアクティの巫女から命令を受けた若き使徒騎士ニフシェ・ダカラーは、ウルトラ市へ赴く道中、奇妙な廃屋を発見する。しかしその廃屋には、ニフシェの想像を絶する”秘密”が隠されていた……。食人鬼の子供たち、年を取らない異形の主人、そしてニフシェの頭の中をちらつく、恐るべき”姉”のトラウマ――。ニフシェはすべてに決着をつけ、無事廃屋を脱出できるのか。これは、闘いを通じ、一人の少女が救われる過程の物語。全17話。52,000字。

『エリジャ姫』≪完結済≫

 父王の死と共に王位を継いだ若き姫・エリジャは、奸臣サウルの陥穽に嵌り、”風車の沙漠”以東の辺境へと飛ばされる。喪った名誉を取り戻すべく立ち上がったエリジャの前に現れたのは、老獪な大貴族、理不尽な賢者、すべてを喪った友、そして最大の敵としての、最愛の妹だった。果たしてエリジャは王宮へと復帰し、サウルを倒すことができるのか。典型的な、あまりに典型的な少女の巡礼の旅、ここに開幕。8万字弱(全43話)。

『ラヴ・アンダーグラウンド』≪完結済≫

 不慮の事故にまき込まれて死んだ高校生、カゴハラ・クニカは、生死の境にいる最中、得体の知れない神に術を施され、女性へと性転換させられた上で異世界へ落とされる。そこは魔法と、近代と、異端キリスト教とが複雑に入り組んだ、亜熱帯の異世界だった。
 跋扈するゾンビ、無法地帯と化した街を支配するギャングたち、蠢動する謎の軍隊、そしてクニカの”特別な”魔法――。数々の困難を乗りこえながら、はたしてクニカは仲間とともに「救済の地」ウルトラへたどり着けるのか? ――「救済の地」を求めながら、生きる意味を探る主人公の遍歴の旅、ここに開幕。200,000字弱。

『竜の娘は生きている』≪完結済≫

 先代の勇者により平安がもたらされたはずの“竜の島”。――70年後、島は再びかつてのような災厄に呑み込まれつつあった。
 記憶を失った状態で覚醒した“勇者の娘”ヒスイは、勇者の証である魔術銃を携え、二人の親友と一緒に、動乱の原因を探る目的で王都を目指すことになる。しかしそんな彼女たちの前に立ちはだかったのは、なんとかつての勇者だった。
 様々な思惑、そして暴力の洗礼を受けながらも、三人の少女が生きることの意味を確かめ、世界を自らの手に取り戻そうとする物語。

『ジョージ・サイードマン事件』≪完結済≫

「およそすべての昆虫の翅は、翅を持たない無脊椎動物の体に移植可能である」
 1970年代の米国SF業界を騒然とさせた一本の論文と、それにまつわる奇妙な事件のまとめ。
 なぜこの論文が登場したのか?
 論文の真の意義とは?
 事件の背後に渦巻く陰謀論と、それに対する様々な説をご紹介。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする